ついに3回連載になってしまいました。今回も前回に引き続き、JR東日本のユニークな新サービス『どこかにビューーン!』を使って山形を旅行した旅行記となっています。『どこかにビューーン!』とはいったい何なのか?申し込む方法は?といったことについて、過去の投稿にて詳しく載せていますので是非、リンクから辿ってみて下さい。(そーいえば、あなた最近ロードスターはどうした?)
『乗り鉄編~『どこかにビューーン!』って何?【第27回】』
この『どこかにビューーン』とは、JR東日本のポイントサービスで、昨年の12月1日から正式にサービスが開始されています。JREポイント6,000ポイント(実質\6,000)で、JR東日本管内・新幹線47駅の『どこかの』往復新幹線指定席チケットが手に入るという、とてつもなくお得なサービスです。
今回、僕はめでたく『山形駅』が選択されましたが、行き先決定からたったの7日間しかなかったので、慌てて旅程を組み、初日は山形ラーメンと蔵王温泉を楽しみました。こちらの模様は下記にリンクを貼っておきますので、こちらから読んで頂けると全体の流れがつかめます。『乗り鉄編~『どこかにビューーン!』で山形旅行(1)【第28回】』
今日も温泉スタート!
さて、昨晩はルートイン山形南に一泊しました。ルートインは山形駅前にもあるのですが、ここは新しくて、何といっても大きな浴場があったので選びました。仕事の出張でもユニットバスが嫌いなので、浴場があるビジネスホテルをついつい選んでしまいますね。
昨晩も雪が心配でしたが、薄っすら積もった程度で走り出すのには何の問題もありませんでした。しかし、面白かったのは、ホテルに停めてあるクルマの状況です。遠隔地ナンバーはみんなワイパーを立て、地元ナンバーは立てないといった傾向がありました、これなんでだろう?
昨日は山形と蔵王でラーメン、温泉でしたが、今日も山形を南下しながらラーメン、温泉ですね。かみのやま、赤湯、小野川など山形南部にも良い温泉がありますし、ラーメンも赤湯、米沢に有名なお店がたくさんありますね。
13号線は全く雪がなく、気持ちの良いドライブ。まだ8:30だったので、やっている共同浴場を検索すると赤湯の『湯こっと』という共同浴場が検索されました。写真を見ると、まだできたばっかりのようで、すごくきれいな建物です。昨日の蔵王温泉の共同浴場とは雰囲気が真逆ですが、今日はゆっくりしようと思い、ここに行くことに決めました。
建物は国道から入った、やや奥まったところにありましたが駐車場も広くて、新しい。調べてみたら、なんと昨年の6月6日オープンだったみたいです、それはきれいなはずですね。
入口で靴を脱ぐと、すぐ券売機があり、入浴券(\300)を買って中に入ります。すると番台のようなところにおじさんがいて入浴券を渡すと、共同浴場では珍しい、シャンプーとリンスを頂きました。これで\300は安いと思います。入浴券は『入浴+ワイン1杯』という変わったものもありますので、WEBサイトなどで確認してみて下さい。
お風呂は内湯とほぼ囲まれている露天があり、風情という点では物足りませんが、お風呂に入るという目的であれば、シャワーもあるし、何一つ問題なしですね。お客様も観光客というよりは、毎日入りに来ている地元の方が中心といった感じです。朝からゆっくりお湯を楽しみ、無料の休憩室でTVを見ながらアイスを食べ、まったーりして、10:30ごろ『湯こっと』を後にしました。
米沢ラーメン~『ひらま』美味しい!
次はラーメン。更に南下して米沢ラーメンを食べに行きます。前回、電車で行った時は遠すぎていけなかった『ひらま』さんに向かいます。開店前から並ぶと聞いていたので11:00開店の少し前に到着しました。やはり数人並んでいましたが、雪も降っていたせいか、店の前の駐車場に車を停めることができました。開店と同時にカウンター席に通されると、カウンターからは厨房全部が見える構造。作っているところが見えるので待っていても飽きないですね。でも10分もするとラーメンが運ばれ、さっそく実食となりました。醤油ベースの細ちぢれ麺、いくらでも食べれそうなのど越しです。本当にあっという間に食べ終えてしまいました。
僕のラーメンに対する基本的な考え方(たいしたものではない)は『ラーメンは何を食べてもうまい!』なのです。だから僕にとってラーメンとは、味よりもお店の雰囲気(自然体)と価格(\800以下)になります。そういう観点からみても、この『ひらま』さん、完璧でした!
温故知新で高畠へ
『ひらま』さんで早めの昼食を食べて、さてどうしよう。帰りの新幹線は、なんと21:17!まだ、10時間近くあります。僕も会社の工場がある米沢は出張で良くきているので周辺の観光地は結構行ってしまっていますが、時間もあるので、あえて工場付近を観光してみました。
まずは、山形交通(現ヤマコー)の『旧高畠駅』に向かいます。鉄路自体は1974年に廃線になっているのですが『旧高畠駅』だけはそのまま残されています。ここでちょっと複雑なのが『高畠駅』というのは、いまでもJR東日本・奥羽本線の駅として存在しています。当然新幹線も止まります。
この『現高畠駅』は、昔は『糠ノ目駅(ぬかのめ)』と呼ばれており、この『糠ノ目駅』から山形交通高畠線が分岐し、3つ行った先が、この『旧高畠駅』です。つまり『旧高畠駅』は駅舎も駅名も残されたわけですね。
駅舎以外にも、ホームと保存車両が置かれており、きれいに整備されています。小雪が舞う『旧高畠駅』は非常に風情があり、たくさん写真を撮ったのですが。。。もう本当にセンスのない構図となりました。旅行記ブログを始めてから、つくづく『写真を習いたいな』と思っています。
『旧高畠駅』を満喫し、途中休憩しながら、次は高畠ワイナリーに向かいます。ここは、もう10回じゃきかないぐらい来ているので、今回はショップだけ立ち寄りました。雪も降っていて、お客様も僕たちだけということもあり、試飲コーナーで、しこたまワインを勧められました。残念ながらクルマなのでぶどうジュースだけを頂き、販売の方のワインのうんちく話をしばし聞きながら午後のひと時を過ごしました。
さて、夕方にレンタカーを返しましたが、帰りの新幹線までは結構あります。米沢駅といっても、そんなに時間が潰せる場所があるわけもなく、お土産見たり、お弁当食べたりダラダラして残りの時間を過ごしました。あと一本でも早ければ帰りも楽だったのですが。。。この辺がこの新サービス『どこかにビューーン』の種明かしポイントですね。たった6,000ポイント(実質\6,000分)で山形まで新幹線で往復できるわけですから、JR東日本サイドも、当然ながらそのような乗客をあんまり乗らない路線、時間帯にして、空席を埋めていく作戦なのです。実によくできていますが、まぁ、われわれも得をしているのでWinWinな関係ですね。
最後に、今回の帰り道で『どこかにビューーン』の実験をしています。切符のルール上は問題ないのですが、モバイルSuicaでちゃんと処理してもらえるのかが心配だったのです。それは内方乗車と途中下車です。今回の『どこかにビューーン』で獲得した新幹線のチケットは『東京⇔山形』の新幹線指定席です。行きはこの駅を利用したので何の問題もありませんが、帰りはレンタカーを米沢で乗り捨てした関係で米沢駅からの乗車となります。この本来乗る駅よりも先から乗ることを内方乗車(ないほうじょうしゃ)と言います。また降車も、かなり遅い時間になったので東京駅まで行くと家に帰れなくなってしまいます。そこで上野駅で降りて京成で帰るという選択肢となりました。これは途中下車ですね。
基本的に内方乗車と途中下車(両方とも未乗車区間は無効になる)問題ないと思うのですが、『どこかにビューーン』と『モバイルSuica』が許してくれるのかが気になっていました。結果は。。。。
『全く問題なし!』です。さすがJR東日本!
ちなみに米沢駅は新幹線 eチケット対応のためだけSuica(含モバイルSuica)が利用できます。改札口にタッチするところがあるので『交通系カード使えるのか!』と思ってしまった人、大間違いです。新幹線 eチケット以外には一切対応していませんので、お気をつけ下さい。
はい、今回はいかがでしたでしょうか?準備編も含めると3回の長編となりました。でも山形なかなかいいところでした。今度は夏の時期にロードスターで訪れたいと思います。
では、次回も是非読んでくださいね。
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