乗り鉄編~『どこかにビューーン!』で山形旅行(1)【第28回】

乗り鉄編

前回に引き続き『乗り鉄編』となります。JR東日本のユニークな新サービス『どこかにビューーン!』を使って山形に行ってきたのですが、前回の投稿では、この『どこかにビューーン!』とはいったい何なのか?そしてどのように申し込むのか?といったことについて、実際の申し込み画像も添付しながら説明しました。Twitterでも非常に問い合わせの多かったテーマなので、注目のキャンペーンなんだと思います。前回のリンクを貼っておきますので是非、検討の参考にして頂けたらと思います。
『乗り鉄編~『どこかにビューーン!』って何?【第27回】』

乗り鉄編~『どこかにビューーン!』って何?【第27回】 | 乗り鉄の乱心!ロードスター買う!〜ワーカーホリック自分探しの旅
今回はロードスターを離れて『乗り鉄編』となります。JR東日本のユニークな新サービス『どこかにビューーン!』を使って山形に行ってまいりました。長くなりそうなので、今回は準備編ということで、この新サービスについて説明します。この『どこかにビューーン』とは、JR東日本のポイントサービスであるJREポイント6,000ポイントで...

この『どこかにビューーン』とは、JR東日本ポイントサービスで、昨年の12月1日から正式にサービスが開始されています。JREポイント6,000ポイント(実質\6,000)で、JR東日本管内・新幹線47駅の『どこかの』往復新幹線指定席チケットが手に入るという、とてつもなくお得なサービスです。
一番近い『大宮ー那須塩原』でも\10,560。最も遠い『東京ー秋田』であれば\35,640が、わずか\6,000相当のポイントで行けてしまうので、本当にお得なサービスですね。
ということで『どこかにビューーン』を申し込みしまして、私は『山形駅』が選択されました!普通に行くと\22,500なので結構お得なのですが、行き先決定から旅行日までがたったの7日間しかないので、慌てて旅行の工程を組まなければなりません。雪国の一泊旅程ですし、10年に1回の寒波が来ているとのニュースもあり、なるべく移動距離を狭めてゆっくりしようと決めました。

山形といえば。。。ラーメン!

実は山形という場所は僕にとってそれほど新鮮な場所ではありません。それは僕の会社のメインの工場が山形県の高畠にあるからです。そのため米沢高畠赤湯あたりは宿泊もしてますし、いろいろな観光地も巡っています。そのため初日は山形市内蔵王に絞りました。
山形といえばラーメンですね。冷やしラーメン辛みそラーメンなどが有名ですが、私はシンプルなラーメンが好きなので、しょうゆベースのちぢれ系で探しました。山形ラーメン四天王の中から『よしのや食堂(閉店?)『八幡屋』、『大沼食堂』『いさご食堂』は写真で見る限りおいしそうだし、僕の好み通りだったのですが、全部駅から遠いんですよねぇ。。。
ということで山形駅から歩いて30分弱、結構住宅街にある『ケンチャンラーメン』に行くことにしました。そういえば最近ケンミンショーでも紹介されていたような気がします。
ちょうど12:00ごろに行くと、既に外で数人待っている状況でした(中にも数人)。まずは中に入って食券を買い、外で待っていると番号が呼ばれます。僕の食券は62番だったのですが、来た時に呼ばれた人が54番ぐらいだったので10人待ちぐらいだったのでしょう。実際、待つこと15分くらいで呼ばれ、カウンターの席に着くことができました。写真では量が多そうだったので小盛味普通油普通を選択しました。
僕はグルメではないので味のレビューは細かくできませんが、『また食べたい』ラーメンです。とにかく平打ちのちぢれ麺の食べ応えが良く、スープといい感じで絡みます。僕の同行者は身入り(背油?)にしてましたが、こちらも美味しそうでしたよ。
ちなみにお店は大きな看板が無く、行列がないとややわかりづらいのですが黄色の建物です。

やっぱり雪国!
福島までは晴れていたのですが、板谷峠を抜けると一気に雪国、米沢から先もずっとこんな感じです。ちょうど10年に1度の寒波が来ているということで不安いっぱいでした。
霞城(かじょう)公園
山形城跡を公園にした霞城公園。山形城は戦国時代・最上義光の居城。堀や城郭は結構な規模で残っていますが、天や櫓など構造物はほとんどありません。
ケンチャンラーメン
噂に違わぬおいしさ。お店も全く飾らない家族的なお店で、ラーメンはちぢれ平打ちでやや太めのもっちり。スープと絡むので非常においしく食べれます。

蔵王温泉めぐり

ラーメンを食べて、一回山形駅に戻り、ここからはレンタカーで蔵王温泉を目指します。雪道はやや心配でしたが、時間の関係もありスタッドレスを信じて走り出します。ちなみに山形駅から蔵王温泉バスターミナル1時間に1本出ており、時間も45分程度です。片道\1,000なので、運転は心配な方はこちらでも良いかもしれません。
10年に1度の寒波と聞いていましたが、市内はまだ晴れており、道路には雪がありませんでした。さすがに蔵王温泉が近づくにつれ、雪道となりましたが、ゆっくり、急ブレーキをかけないように運転すれば、それほど恐怖を感じることなく、走ることができました。
蔵王温泉付近に着くと駐車場探しが大変でした。温泉街付近には見当たらず、結局、夕方に乗る予定の蔵王ロープウェイの方まで行って停めたのですが、この辺はスキー客がほとんどで、14:00ごろだと案内の人も見当たらない状況でした。最終的に僕は蔵王ロープウェイ乗り場から少し離れた駐車場に停めたのですが、ここも受付に人がいなかったので、結局無料で停めさせて頂きました(すみません)。ちなみに蔵王ロープウェイ乗り場の所には入口に徴収する人がいたのですが\1,000ぐらいだったと思います。

蔵王温泉付近マップ

蔵王温泉に宿泊は取っていないので、お目当ては素朴な共同浴場巡りです。いわゆる脱衣所浴槽だけがあるお湯目的の浴場です。蔵王温泉には『上湯』『下湯』『河原湯』3つの有名な共同浴場があります。
上記に地図を載せました。蔵王温泉地図で調べると略図ばかりがでてきます。そのせいで逆に距離感とか、場所がわかりづらいです。この地図は共同浴場付近の地図ですが、共同浴場辺りが蔵王温泉の入口です。ここから蔵王ロープウェイまでがほぼ蔵王温泉の範囲なのですが、雪道を歩いても10分程度の距離感です。駐車場も案内図にはいろいろと記載があるのですが、今回は冬のせいなのか、もうやめてしまったのか、ほとんど閉鎖されていました。前述の通り、蔵王ロープウェイ付近のスキー客用の駐車場に停めてしまうのが一番安心ですね。

上湯共同浴場
坂の一番上、蔵王神社の麓にある共同浴場。ロケーションは一番いいですね。3つの中では最も白濁が多く、浴槽も一番大きいかな。ちょっと先に有名な高見屋旅館があります。
下湯共同浴場
上湯を下ってきた温泉街の途中にあります。歩いていると通り過ぎるくらいふらっとあります。横に足湯のようなところがありますが、私が行った時はお湯が出てませんでした。
河原湯共同浴場
地図にはありますが、なかなか探せませんでした。入口側も裏側も工事になっており、半ばそこを乗り越えるように見つけました。3番目に行ったのでもうぽっかぽかでした。

『上湯』『下湯』『河原湯』の順番で巡ったのですが、どこも共同浴場らしくシンプル。でも清潔感があり、きれいに清掃されているので気持ちの良い入浴ができました。入口の料金箱\200を入れて、入るとすぐ脱衣場(最大でも5人が限界)です、扉を開けて浴室に入ってもヒノキ造りの浴槽が一つ。もちろん洗い場もシャワーも、シャンプーもありません。浴槽以外のちょっとしたスペースで身体を流して、浴槽に浸かります。
お湯の温度はちょうどいい感じですが、私は身長が低いので、お尻をつけて座ると、ちょうど口の下ぐらいまで湯面が来る感じです。いやー、外が寒かっただけにあったまります。こういった浴場なので、そんなに長くは入れません。だいたい1つの浴場で着替えも併せて20分ぐらいですね。
私が入っている間、地元っぽい人が1~2人ぐらい入ってきましたが、意外と共同浴場には観光客は来ない感じですかね。

さて、温泉でたっぷり温まって、蔵王のもう一つのお楽しみ、蔵王ロープウェイ樹氷を見に行きます。蔵王ロープウェイのWEBサイトもリンクしておきます。

蔵王ロープウェイWEBサイト
四季に彩られた舞台へ、空色の扉から。360度のダイナミックな景観を楽しみながら様々なアクティビティの拠点となる蔵王ロープウェイの公式ホームページです。

蔵王には一般の人が乗れるロープウェイ(ゴンドラ)がいくつかあります。上ノ台駅から山頂駅を繋いでいる蔵王スカイケーブル、温泉駅から烏兜駅を繋いでいる蔵王中央ロープウェイ、そして今回乗った一番遠くまで行く蔵王ロープウェイです。但し、基本的に前者の2本はスキー客用で、並列して通常のリフトも稼働しています。
私のように『樹氷を見たい』なんていう観光目的の人は蔵王ロープウェイですね。

蔵王温泉山麓付近
山麓付近は思いのほか穏やかな天気で風も少なく好天でした。運が良かったですね。やっぱり雪山と青空の組み合わせはきれいで、良い思い出になりました。
蔵王ロープウェイ
蔵王にはいくつかロープウェイがあります。これは一番遠くまで行けるロープウェイで、夕方から乗ると山頂ではライトアップされた樹氷を見ることができるのですが。。。
樹氷?
蔵王山麓駅→樹氷高原駅→地蔵山頂駅と途中で乗り換えて山頂までいきます。展望台でライトアップされた樹氷が見れるのですが、猛吹雪で10秒と居られません。。。

乗る前に案内所のおじさんから情報収集すると『1月上旬に暖かい時期があったんで、その時に結構落ちちゃってる』とのこと。あらら。。(商売っ気もない)でも、ここまで来たら行くしかないので16:30頃にロープウェイ乗り場(蔵王山麓駅)に向かいます。
蔵王ロープウェイ山頂(地蔵山頂駅)まで行くには途中で乗り換える必要がありますが、ほぼ全員、山頂までの往復切符を購入します。通常は\3,500ですが、僕は会社の福利厚生割引を使い10%オフで買うことができました。
最初は結構大きめのロープウェイ(50人乗り)で約7分、樹氷高原駅に到着します。ここはほとんど乗り換えだけで、すぐ次のロープウェイに乗り換えます。こちらはやや小さめのロープウェイ(20人乗り)です。こちらのロープウェイに乗り換えてから景色もかなり一変します。山麓の街明かりは全く見えなくなり、明らかに外は吹雪いている様子。既に樹氷のようなものが車窓に見えてきます。
しかし、夕方に行ったのは正解でしたね。少し日が残っているところで雪景色も見れ、また暗くなってからのライトアップ麓の夜景も見れるので、この時期(1月末)なら16:30ぐらいから登るのが一番良いかもしれません。
小さなロープウェイは10分ほどで地蔵山頂駅に到着します。降りるとみなさん展望台に向かうのですが、僕はすでに、かなり寒かったので山頂レストランへ直行しホットコーヒー(\500)で暖を取ってからにしました。正直言うと、この山頂レストランからでも、一部ライトアップした樹氷が見えますので窓際に座れればそれで十分だと思います。。。。僕も身体が温まって十分満足していたのですが、とはいえ『展望台は行かないとなぁ』と思い、満を持して向かいましたが。。。。もう展望台は吹雪いていて、息をするのも厳しいぐらいの状況で、なんとか携帯で写真を撮り、すぐにレストランへ戻ったのですが、その時の写真が上記のものです。。。。せっかく温まった身体も冷え切り、もうほとんど人が乗っていない真っ暗なロープウェイを乗り継いで蔵王山麓駅に戻りました。とにかく防寒ですが、足の指先手の指先がどうにもなりません。ここの対策忘れないようにして下さいね。
帰りは道路もかなり凍ってきていましたが、レンタカーで無事、蔵王の町まで降りてきて、蔵王付近で本日2回目のラーメンを食します。食べログで調べて『麺屋 花蔵』さんへ。とにかくお腹が減っていたので、おすすめメニューではなく普通のラーメンと餃子、半チャーハンを食べましたが、それはそれで美味しかったです。
ホテルはルートイン山形南というビジネスホテルでしたが、大きな浴場があったので、本日4回目の入浴に行きます。すると顔がひりひりするのです。どうやら蔵王温泉の酸にかなりやられていたんでしょうね。共同浴場はただのお湯は出ないので温泉の成分を洗い流すことができません蔵王温泉強酸性湯なので、肌がやられてしまったようです。でも肌はすべすべ、こちらの温泉の効果は十分あったようです。
馴染みのある山形でしたが、まずは十分楽しめました。明日は南へ向かい米沢で、またラーメンを食べたいと思っています。では、また次回。この続きを早めにまとめてアップしますね。みなさんも樹氷のあるうちに蔵王温泉どうですか?(ロードスターでこれるかな?)

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