今回はロードスターを離れて『乗り鉄編』となります。JR東日本のユニークな新サービス『どこかにビューーン!』を使って山形に行ってまいりました。長くなりそうなので、今回は準備編ということで、この新サービスについて説明します。
この『どこかにビューーン』とは、JR東日本のポイントサービスであるJREポイント6,000ポイントで、JR東日本管内・新幹線47駅の『どこかの』往復新幹線チケットが手に入るというものになります。この『どこかの』部分がポイントですね。これだけ読むと『そんなの意味ないじゃん』ということになりますが、使ってみたくなる仕掛けになっているんです。そんなところを解説しながら山形鉄道旅を投稿していきます。『どこかにビューーン!』の活用を考えている方がいれば是非、参考にしてみて下さいね。まずJR東日本の『どこかにビューーン!』イベントページをリンクしておきます。
JREポイントとはどうやって貯める?
『どこかにビューーン!』はJR東日本のポイントサービス、JREポイントを6,000ポイント以上持っている人が対象となります。またJR東日本のオンラインサービスサイト『えきねっと』の会員であることも必要です。このJREポイントは原則、JR東日本と関係があるサービスを使うともらえますが、JREポイントWEBサイトの会員になっていないとほとんど貯まりません。これを説明していると、それだけでブログ1本分になるので、とりあえず主なものは下記のようなものがあります。
①登録したSuicaで鉄道乗車(定期券購入)、または物品購入
②登録したビューカード(クレジットカード)で物品購入
③登録したえきねっと(JR東日本のオンラインサイト)でのきっぷ・物品購入
④JREポイントサービスと提携しているショップでの買い物
⑤JREモール(JR東日本のショッピングサイト)での買い物 など
簡単に言うと、JREポイントWEBサイトにSuicaやらビューカードやらえきねっとなどを連携(登録)することでいろいろな利用方法からポイントが貯まっていくことになります。
僕のように仕事でも出張が多く、また休日はJRを中心に電車に良く乗る人にとって、6,000ポイントは比較的数か月で貯まりますが、普通の人、ましてやJR東日本管轄以外のところにお住まいの方は相当厳しいです。
ただ、今はマイナポイントの受け取りをJREポイントにして\20,000チャージすれば、すぐに5,000ポイント(25%付与)貯めることができます。更に保険証登録やら公金受け取り口座登録で15,000ポイントもらうことができますので、20,000ポイントまで貯まりますね。是非、これからマイナンバーカードを申請する人はJREポイントでの受け取りも検討してもいいかもしれません。
どこかにビューーンってどんなサービス?
『どこかにビューーン!』は上記のJREポイント6,000ポイントで、JR東日本管内の新幹線駅の往復チケット(乗車券+指定券特急券)と交換できるという非常にお得なサービスです。
なぜ、得なのかと言うと、JREポイントは通常、1ポイント=1円でSuicaチャージなどと交換できます。つまり、\6,000で新青森や秋田まで新幹線で往復できるということになります。
ちなみに、東京ー新青森まで普通に行くと片道だけでも\17,670掛かります。今回のサービスは往復でなので\35,340です。これが \6,000で行ける計算ですから、単純に \29,340もお得なことがわかります。(確か、今はマイナポイントのJREポイント連携をすると4,000ポイントでこのサービスを受けられるクーポンが届くと思います)
【東京ー新青森新幹線通常料金】
□乗車券代:\10,340×2(往復)・・・往復で購入すれば割引が適応になり0.9掛けになりますが
□指定席特急券:\7,330×2(往復) 合計:\35,340 が \6,000!!!
さて、ここからがこのサービスの最大の特徴です。『どこかにビューーン!』はタイトルの通り、行きたい場所を決められません(笑)。まぁ、乗り鉄の場合はそんな旅行がスタンダードなので大きな問題ではないかもしれません。。。が一般の人ではちょっと考え込むお話ですね。でも、少しだけ安心して下さい。全く無作為ではなく、実は『4か所まで絞り込む』ことができます。
では、ここからは実際の画面で説明していきます。
申し込みはPCでもスマホでも非常に簡単です。但し『えきねっと』へのログインが必要なのでえきねっと会員になる必要があるわけですね。ログインしたら『どこかにビューーン!』のキャンペーンページに入り『どこかにビューーン!の申し込みはこちら』をクリックすると、すぐに上記のような条件入力画面になりますので旅行の条件を入力します。
□発着駅:東京駅・上野駅・大宮駅から選択
□出発日(行き)/到着日(帰り):21日前から6日前まで選択(カレンダーが出てきます)
□出発時間帯/到着時間帯:6時~10時、10時~13時、13時~17時、17時~20時、20時~24時
※実際はそれぞれ59分になっています。また時間指定なしという選択肢もあります。
この中で、気をつけなければいけないのは時間帯です。心理的になるべく早めに出発して、なるべく遅く帰りたいですよね。ということで僕は帰りを20~24時に設定したら、東京戻りが23:28の新幹線となり、あと一歩で自宅まで帰りつけなくなるところでした。(夜中の25:40ギリで帰れましたが。。。)
さて条件入力して『この条件で検索する』をクリックすると、4つの目的地が提案されます。目的地の見どころや地図も一緒に出ますので、知識が無くてもなんとなくわかります。(ただ季節だけは気をつけて下さいね)
この4つを、更に絞り込むことは残念ながらできませんが、この目的地検索は何べんでも可能です。つまり『4つのどこに行ってもいいかな』となるまで、何度も目的地検索をかけます。
納得できる4つの目的地候補が出たら『この4つの駅で申し込む』とすれば完了です。ほどなく受付のメールが届き候補地を確認させられます。
ちなみに、この時点ではまだ取消が可能です。実は、私は最初に申し込んだ4つは別のもの(山形・白石蔵王・新青森・燕三条)でした。旅行日に別の予定が入りそうになり、損してもいいやと思って取消をしたらポイントも取られずキャンセルできました。下の僕の携帯の画面を見てもらえばわかるように、今回の行き先が『山形駅』に決定して初めてポイントが減っていますよね。(40,110pt⇒28,110pt)
申し込みをしてから悩みが生じたら、もう一回選択してみるもの良いかもしれません。但し、決定通知は意外と早く、翌日ぐらいには届きます。取消する時は早めが肝心です。
サイトには『行き先については3日以内にメールで連絡』となっていますが、僕の場合は翌日の昼頃には届きました。メールのリンクをクリックするとカウントダウンが始まり、目的地が写真入りで表示されます。私の場合は上記の通り『山形駅』でした!このキャンペーンは6日~21日前から予約可能ですから、一番直近だと3~4日程度で旅行日が来てしまいます。目的地が決まってからでなければ、宿も取れないので、宿泊が伴う時は、あまり直前予約をしない方がいいですね。
最後に、行き先が決定したら、もう一つ大事なことをしなければなりません。それは『どこかにビューーン!』の予約とICカード(Suica またはモバイルSuica)を紐づけさせることです。
『どこかにビューーン!』は紙のきっぷは出てきません。えきねっとにログインしてマイページ画面にログインすると、予約情報が登録されているので『ICカードを設定して下さい』をクリックして自分のICカード情報(JEから始まる17ケタのSuica ID番号)を入力します。ICカード情報は一度名前をつけて登録すれば、次回からはプルダウンに出てくるので楽になります。
『どこかにビューーン!』はJREポイントを持っていれば6人まで申し込むことができます。一人のJREポイントを使う場合は、上記のICカードを設定する時に、同行者のICカード情報を紐づけすれば、同行者は申し込んだ人が同時にいなくても、自動改札タッチで入出場ができます。(列車の座席も自動的に隣になります)
今回はJR東日本の一押しサービス『どこかにビューーン!』の紹介編となりました。次回は、このサービスで行った山形旅行について投稿したいと思います。しかし、このサービスは面白いですし、何といってもお得です。いまのところ『どこかにビューーン!』は定期商品になるようなので、是非JREポイントを6,000ポイントためて旅行してみるのも良いのではと思います。僕も春までにもう一回行く予定です。また目的地がスキー場に絞られた『JR SKI SKIでどこかにビューーン!』も3月10日までの期間限定でスタートしました。こちらはスキーという目的があり駅も17駅なので、もっと行きたい場所に行けること間違いなしです。
コメント