乗り鉄編~東武日光・鬼怒川線、野岩鉄道【第20回】

乗り鉄編

さて、ロードスターの納車日も決まり(10月22日)いよいよカウントダウンです。たまたまYoutubeに表示されたのがきっかけでしたが、ロードスターとの生活が現実になってきました。
さて季節は夏も終わり、秋のさわやかな時期になりました。『ロードスターがあればなぁ』とは思いつつ、鉄道で小旅行に出かけました。

今回は『乗り鉄編』というより、秋のハイキング編と言う感じですね。天気が良かったので、最初は浅草から東武日光・鬼怒川線野岩(やがん)鉄道を通って最後は会津鉄道に乗って会津若松まで抜ける鉄道旅を考えていましたが、今日はジョギングできないし、少し運動もしたいなと思い、日光・鬼怒川散策旅も視野に入れて、切符は下今市まで買って出発しました。
電車の中でこの方面のハイキングコース調べると、日光なら霧降高原、鬼怒川方面なら龍王峡、更に足を延ばせば尾瀬があります。その中から、駅から近そうということで龍王峡に行って渓谷散策してみることにしました。それこそ、霧降高原ロードスターが納車されてからクルマで行っても良さそうですね。
日光、鬼怒川/会津方面は関東の人以外だと意外とわかりづらいですね。東武鉄道の玄関、浅草駅から乗ると北千住、春日部、栃木、新鹿沼といった馴染みのない駅を通り下今市駅で、そのまま西に向かうと日光、北上すると鬼怒川方面に向かいます。鬼怒川方面は、ずっと阿賀川に沿って走っていますので、車窓は素晴らしいものがあります。
ちなみに更に会津方面に向かう際は、途中で鉄道会社がいろいろと変わります。
□下今市~新藤原・・・東武鉄道(鬼怒川線)
□新藤原~会津高原尾瀬口・・・野岩(のがん)鉄道
□会津高原尾瀬口~西若松・・・会津鉄道
□西若松~会津若松・・・JR東日本只見線

浅草から会津田島駅までは東武鉄道特急(リバティあいづ)で直通しています。またリバティあいづ会津田島駅リレー号と接続していますので、奥鬼怒、会津を突っ切っていくだけであれば、非常に接続が良く、朝の7:30頃に浅草を出発すれば、お昼には会津若松に到着できますので、会津でゆっくりランチができます。
もちろん新幹線を利用して、郡山からの磐越西線の乗り継ぎを上手く考えれば1時間以上早く、会津若松に到着できますが、やはり車窓を楽しむなら、東武鉄道ルートです。乗車賃も\3,000ぐらい安いですし、宿泊もするならお得な周遊チケットがたくさん出ています。

日光鬼怒川線と野岩鉄道 龍王峡駅

さて、今回はそのコースも諦めて、途中の龍王峡駅で下車します。新藤原から先は交通系カードの利用ができないので、スイカやパスモで乗ってしまった場合、決済できません。その際は、野岩鉄道の運賃(新藤原~龍王峡 \200)だけを支払って『Suica・PASMO処理連絡票』をもらいます。この連絡票を交通系カードが使用できる駅に持って行って未処理分を処理してもらいます。(未処理のままだと未出場のエラーが出ます)私は、いろいろあって新藤原駅から帰路についたので、新藤原駅でこの処理しました。

東武鉄道 浅草駅
東武鉄道の玄関、少々きれいになりましたが、やはり『The 始発駅』といった貫禄があり、旅情を大きく誘います。
龍王峡駅(地上)
洞窟みたいなホームから階段を登ってくるとそっ気のない駅舎があります。(撮り忘れたので、野岩鉄道のHPから流用)
龍王峡案内板
とにかく天気が良かったので最高のハイキング、森林浴となりました。途中、河原にでることもでき、なかなかな場所でした。

何件か売店食堂の横を抜けると龍王峡の入口があります。ハイキングコースのガイドブックでもあればと思ったのですが、観光案内所のようなものが無く、お店で聞くのも気が引けたので、出たとこ勝負で歩き始めました。
いかにも渓谷のハイキングコースっぽい丸木の階段を下りていくと、いきなり滝(虹見の滝)のお出迎えです。結構な水量の滝で、クルマできた観光客はここだけ見て帰られていました。でもそれでもいいぐらいの立派な滝です。また、更に少し行くと竪琴の滝があり、渓谷散策の気分も上がってきます。

龍王峡ハイキングコース(龍王峡駅~川治温泉)

滝のゾーンが過ぎると、次第に登りが強くなり川面も眼下遠くに見え隠れするようになります。また山側は奇岩や地層の模様が生み出す珍しい景色を見せてくれます。上記の地図上ではむささび橋付近からは、だいぶ岩場になりゴツゴツした岩場を歩くようになります。手すりもついているので安全ですが、かなり狭い場所もありますので足をくじいたりしないように慎重に歩いて下さい。

虹見の滝
本当に写真ド素人で滝の良さが全く伝えられないのですが、迫力のある滝です。駅からすぐなので、ここだけでも楽しめます。
ハイキングコース
前半はしっかりと作られた木道、広い場所では落ち葉が足に優しいけものみちです。こもれびがきれいで気持ちが良かった。
渓谷風景
ハイキングコースは上に登ったり下ったりしながら川に沿っています。上から見る渓谷美もなかなかです。

1時間ぐらい歩くと白岩展望台があり、ここから国道に抜ける階段道(上にバス停がある)があります。1時間ぐらいのコースの場合はここからバス停に出て駅に戻るようですが、私はまだまだ先に進みます。
ここから先も、ほぼ同じような木道、落ち葉けものみち、岩場を進んでいくのですが、全体的にはよく整備されていて、一般の人でも運動靴であれば難なく歩けるコースだと思います。但し、白岩を通り過ぎると、もう後戻りはできません。つまり川治温泉駅まではお助けゾーンはないので歩き続けなければならなくなります。体力に自信のない方は白岩展望台からバスで帰ることをお勧めします。

途中の河原
途中、ハイキング道を少し外れて河原に出ることもできます。この時は私一人でしたが、釣りなんかもできそうな場所でした。
コスモス
最後の1kmぐらいは普通の道をあるいて駅の方向に向かいます。途中、コスモスが咲いている家がありきれいでした。
新藤原駅
東武鉄道の北の終着地。なかなか堂々とした駅舎ですね。この時間的なゆとりが列車旅の良さですね。

自然の中の散策コースはあと30分ほど、上記の地図で言うと第2発電所(ゲート有り)まで続き、ここからは一般の舗装された(といっても落ち葉だらけ)道を歩いていきます。敷板が反りあがっている橋を渡ったり、真っ暗なトンネルを通ったりしながら、あと1時間ほど歩いて川治温泉駅にたどり着いたのですが。。。
見上げるとリバティが発車しようとしています。その時は『あーちょっと遅れたなぁ』ぐらいにしか思っていなかったのですが甘かったです。。。この13:51のリバティあいづ138号の後は、なんと15:45のリバティあいづ144号と、この何にもない駅で2時間待ち!?となってしまいました。
やむを得ず、更に20分ほど歩き川治温泉で日帰り温泉を楽しみ、ホテル前のバス停から新藤原駅にバスで移動し、帰宅の途につきました。最後に余計なことをしてしまいましたが温泉に入れて良かったのかな?
龍王峡、これからが紅葉の季節です。もちろんクルマでもアクセスできる場所ですので、是非、ロードスターで出かけて、少しハイキングでもどうでしょうか?とっても楽しめる場所です。

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