僕は自称“乗り鉄”です。特にここ10年はなるべくクルマに乗らず、むしろ意図的にそのような生活をしていました。クルマとかカメラ、時計、オーディオなどが大好きだった父親の逆をいくように、なるべくそういうものに興味を持たないようにしていたというあまのじゃくです。
とはいえ、クルマは免許証を取ってから常に保有はしていました。ずっとトヨタで、特に結婚してからは会社の横にあるディーラーから勧められるままにカローラ、シエンタ、ノアと乗り継いできました。実際、1回も壊れたことないし、乗り心地も満足していたので、日常使いのモノは『絶対多数に従っていれば問題なし』というのがクルマに関する僕のポリシーです。正直ついこの前までは、車に対して何の興味も持っていない人種と考えてもいいですね。
今乗っているノアは今年で12年目。マンションの地下2階駐車場に置いてあるので、すごくきれいな状態で、走行距離もさほどいっていません。でも最近は子供たちも乗るようになってきたので、そろそろ安全装備のついたハイブリットカーも検討しなければならない段階で、会社の横のディーラーも新しいノアを勧めてきます。でも『クルマなんて買うのもったいないなぁ』って感じの毎日です。
そんな時に、何で出てきたのかわからないのですが、マツダロードスター(ND)の動画がYoutubeの画面に出てきました。(たぶん、僕の会社が来年、100周年だったので『100周年イベント』かなんかで検索をしていた時に出てきたと思います)
その時は、なんの気なしに動画を再生してみたのですが、小型のオープンツーシーター、6速マニュアルシフト、そして何とも言えない曲線で形作られた流麗なデザインに、普段は1,000円以上のモノに対して全く動かない物欲が揺動しました。この気持ちの衝動は今でもよくわかりません。プロフィールでも書いているように私は“乗り鉄”で、しかも脱クルマ社会推進派(自己宣言)だと思っていましたので、たった一つの動画でこんなに気持ちが変わってしまったことにビックリしています。その時に見たきっかけの動画を貼っておきます。ある意味この動画が表示されなければ、今ロードスターを購入することは無かったでしょう。マツダを語りたいだけのチャンネルさんの『乗れば笑顔になる!ロードスター(100周年記念車)試乗』といった動画です。
結局、この日はしばらくロードスターのいろいろなYoutube動画を見入ってしまいました。そして、その動画の中で必ず感想として出てくる『楽しいクルマ!』という言葉に無性に乗りたくてしようがなくなりました。本当に、こんなことがルーティン化された毎日を破壊するきっかけになるんですね。
僕は熱しやすく冷めやすい性格なのですが、翌日になっても『ガソリン車はもう乗れなくなるしなぁ』とか『マニュアルのオープンカーなんて年取ったら逆に乗れないのでは?』と購入する方向に自然と意識が向かってしまいました。。それでも2人しか乗れないオープンカーを300万も使って購入するには、僕にとってそれなりの勇気が必要です。
そこで『一度運転してみることはできないのかなぁ?』と次のステップに進むことになるのですが、ここから先は、また次回にします。
“乗り鉄”のクルマど素人がロードスターを買うまでを、なるべく細かく綴っていきたいと思っていますので、是非、今後もご愛読いただけると幸いです。
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