いやぁ『もう借りない!』と誓っていたのに、また2日間、おもしろレンタカーでロードスターを借りてしまいました。まぁ、お陰で好天にも恵まれ、良い夏休みの思い出になりました。その模様については前回の投稿(『借りちゃったリターンズ~栃木ドライブ【第12回】)に旅行記としてまとめてますので良かった、見てやって下さい。
さて、今日は自称『乗り鉄』の僕が免許証を取ってからどんなクルマに乗ってきたのかを、ご紹介したいと思います。学生時代はそれなりにクルマをかわいがっていましたし、洗車もしてました。当時の写真は探索中なので見つかったらリライトしたいと思います。なにせ当時のものとなると、当然ながらデジカメの時代ではないので、プリントした写真を探すしかありません。実家に戻った時に探してみようと思います。
私は3月生まれなので、17歳で既に免許センターに通い、18歳の誕生日の翌月には免許証を取得していました。自営業だった父が、私を赤帽代わりに使おうと積極的に練習させてくれてましたし、実際に免許をとった2日後にコラムシフトのタウンエースで足立区の狭い道のお客様へ納品に行かされて半泣きで帰ってきた記憶があります。
私も、会社のいろいろな車に乗れるので、配達のアルバイトはたくさんしました。大体友達を横に載せて、都内、茨城、千葉といろいろなところに喜んで行っていました。父は地図を描くのが上手く、その地図通りにいくとまず間違えずに到着できました。当時の会社の車は、タウンエース、カローラⅡ、シャレード、サニーカリフォルニアなどで、カローラⅡだけがAT車だったので一番使っていましたね。
夏ぐらいになると、下宿先と自宅を往復したり、バイト先にいくのに自分の車が欲しくなり、父の会社の社員の人が『納屋代わりに使ってるクルマ(もうすでに怪しい)があるんだけどFujiwebster君乗る?』と勧めてくれました。
もうクルマならなんでもいいの状態だったので即答し、見に行きましたがなるほどすごい。。。後部のシートは倒され、鍬や鋤、鎌などが並んでいてドロドロ。ボディは元の色が不明なぐらい錆びだらけの初代スズキアルトでした。『これ走るのかな。。。』
見に来た手前、要らないとは言えず、父と一緒に乗って帰ってきましたが思いのほか、走りには全く問題が無く、実家で洗車と錆止めを行い、半年ぐらいこの車で下宿先の茅ケ崎まで往復していました。
最後は、運転中にシフトレバーが取れちゃったり、フロントガラスが割れたり、散々なことになり、2ストロークのクルマとは気がつかず、エンジンオイルが無くなってエンジンが焼き付いてしまい廃車となってしまいました。
2台目は、最初のクルマがアルトだったこともあって、近所のスズキに中古車を見に行きました。そこで出会ったのがスズキセルボという、アルトを少しスポーティにしたようなクルマです。価格はなんと8万円でした。なにせ前に載っていたアルトがひどかったので、きれいなボディだけでもすぐ気に入り、このセルボは2年ぐらい乗っていました。
大学時代の友人と、この狭いセルボに5人乗って塩原に行った時は、1速でも坂を登らないような状況になりましたが、良い思い出をたくさん作った車の1台です。下宿先には、このセルボと兄弟で、後部座席部分がピックアップトラックのようになっているマイティボーイと言うクルマもたまたま置いてあり、セルボといつも仲良くとなりどうしで駐車していました。
このセルボは最後、クラッチ盤が完全に減って、全くスピードが上がらなくなってしまい、友達のクルマに先導されて、20kmぐらいのスピードで廃車屋さんへ自走した記憶があります。
3台目はトヨタとのお付き合いが始まったクルマです。セルボが無くなって困っていた時、父は『お金貸してあげるから新車にすれば』と新車を勧めてくれました。セルボに載っていたので新型のセルボの見積書を取ったりしたのですが『なんかもったいないな』と思った記憶が今でも残っています。このころから、物欲があまりなかったんですね。
そうこうしているうちに父の取引先の奥様が車を買い替えることになり『良かったら、Fujiwebster君にどう?』と父に相談してくれたのです。またまたラッキーなことが起こりました。
そしてそのクルマこそ、私が4台乗り継いだスターレットというクルマだったのです。4万円で譲って頂いたスターレットは赤色の4速MT車でDXと言うグレード(一番安いグレード)でした。俗にいうKP-61という当時でも走り屋さん御用達のFRのクルマです。
ずっと軽自動車に乗っていたこともあり、1300ccの余裕、シフトがコクコク入る気持ちよさで、実家と下宿先の往復が苦で無くなった瞬間です。
このスターレットは本当に好きになってしまい、車検が切れるたびに別のスターレットに乗り換えるような感じでしたね。
3台目:スターレット(KP61)赤 4MT DX【4万円】
4台目:スターレット(KP61)ガンメタ 4MT S・・・スライドトップ付【11万円】
5台目:スターレット(EP71)白 5MT Si Limited(もどき)・・・電動ルーフ付【27万円】
6台目:スターレット(EP71)白 5MT Turbo S【48万円】
しかし、こうやって書きだすと4台中2台が屋根が開くクルマだったことがわかりますね。これがロードスター購入のルーツだったりして。どのスターレットもいろいろな思い出がありますが、特に5台目は社会人になって乗っていたクルマで一番いろいろな場所に行きましたが、ある日、走行中にリアウィングが取れて飛んでいくという信じがたい事件が起きました。
自動車屋さんでコトの顛末を話すと『これSi Limitedじゃないよ』とのこと。どうやらSiモデルのスターレットにLimitedのシールを貼り、リアウィングは他のクルマから外して両面テープでつけていたのではないかと言われました。ふつうはしっかりとネジでとまっているそうです。。。
これですっかり愛情が冷め、1週間ぐらいでTurbo S(本当は本物のSi Limitedを買いたかったのですが行ったお店にTurbo Sしかなく。。。)に買い替えてしまいました。
この後、結婚してからは車への愛情やこだわりは全くなくなりました。奥さんはMT車には乗れなかったので一気にファミリーカーに転じていきます。その1台目が営業車の乗り心地がよかったので同じカローラ(7代目)を購入というこだわりのなさ。そこからは家族が増えてきたので小型7人乗りのシエンタ(初代)、更に子供が大きくなってきたのでノアと、会社の隣のトヨタカローラの言いなりでクルマをチョイスするようになっていったのでした。
いやー、思い出しながら書くと、結構長くなってしまいましたね。ロードスターは私にどんな新しい思い出をくれるのでしょうか、今から楽しみです。
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