こんにちは、前回に引き続き、今回も 3月1日からサービスを開始した『エキタグ』アプリのデビュー記念イベントに乗っかったドライブを鉄道成分も入れてレポートします。
『エキタグ』とはジェイアール東日本企画の駅スタンプ収集アプリで、今日は3月4日なので、できたてほやほやのアプリとなります。そのデビューイベントに選ばれたのが、今回私が挑戦する『千葉の鉄分ゲットキャンペーン』で小湊鉄道・いすみ鉄道、銚子電気鉄道、JR東日本 久留里線といった県内指折りのローカル線のスタンプを集めるというイベントで達成者は抽選にはなりますが、オリジナルNFTやオリジナル硬券をゲットできます。前編をご覧になられていない方は、是非、この前編から見て頂けると理解しやすくなります。
前回はこのイベントに乗って房総半島のローカル線・小湊鉄道を辿り、4つのスタンプをゲットしました。今回は小湊鉄道に連絡しているローカル線・いすみ鉄道、また少し戻って房総半島のローカル秘境線・久留里線(JR東日本)沿線をロードスターでドライブしながらスタンプを集めます。
いすみ鉄道(上総中野~大原)
さて、小湊鉄道は上総中野駅が終着地点ですが、ここから関東きってのローカル線・いすみ鉄道が外房の大原駅まで走ります。まさに、この2つの鉄道会社が繋がることで内房の五井駅から外房の大原駅が繋がり、房総横断鉄道となるわけです。しかしこれ、電車で横断する場合は何も調べずにくると意外と列車の本数も少ないです。また、一番のネックは小湊鉄道が上総中野駅まで乗り入れている列車の本数が意外と少ないのです。(一個前の養老渓谷駅止まり)私も最初に来た時に養老渓谷駅で途方に暮れて、結局タクシーで上総中野駅まで行くという無駄なことをしてしまいました。午前中なら五井駅8:52、11:20または12:28に合わせて来ないと、途中で結構待つことになってしまうので注意して下さい。房総横断鉄道の時刻表(小湊鉄道HP)も添付しておきます。
但し、今回はロードスターがいるので心配ありません。これがクルマの良いところですね。『エキタグ』イベント 2路線目のいすみ鉄道は上総中野駅と大原駅を結ぶ14駅、26.8kmのローカル線です。こちらは観光列車の要素が強く、小湊鉄道同様、春先は菜の花と桜のコラボレーションが素晴らしいです。またいすみ鉄道は毎回、社長が公募で選ばれることでも有名です。駅名のネーミングライツやいろいろなイベントを行い経営を支えるユニークな会社ですが、最近は再び経営状態が悪くなり、またサービス面でも鉄道ファンをガッカリさせる出来事が多くなっているようですね。いすみ鉄道の公式ウェブサイトもリンクしておきます。
いすみ鉄道では大多喜駅、国吉駅、大原駅がスタンプ獲得ポイントです。新春のやわらかな昼下がりの日差しを受けながら、鉄路に沿ってロードスターを走らせます。大多喜駅付近は、大多喜城を中心に旧城下町として、観光案内所や食事処など整備され、そこそこな観光地となっています。
いすみ鉄道はぺったんこな千葉県の中では比較的、起伏のある谷を抜けていく電車なので田舎感満載です。ただ駅舎は小湊鉄道と違って、現代風というか無機質で趣きはいまいちかな。最初の到着駅である大多喜駅は改札のところで『エキタグ』ゲット!駅の前にある観光案内所に行くと『本多忠勝・忠朝親子を大河ドラマ誘致へ』とのキャンペーン中。いや~、それは危ないなぁ。
本当は大多喜でご飯を食べたかったのですが、まだ時間が早かったので、次の国吉駅に向かいます。なんといってもこのあと大原まで行って、戻って久留里線に乗らなければいけないので工程を縮めなければなりません。
国吉駅は、いすみ鉄道がムーミンとコラボレーションしていた時は、駅構内にムーミンショップがあるという珍しい駅でしたが昨年、そのコラボレーションが終わり、その場所はなんと列車内風の待合室に変貌していました。メルヘンから一気に鉄成分を打ち出すなりふり構わない経営が私は好きです。
『エキタグ』のステッカーは待合室の手前の扉に貼ってあり、早速スタンプをゲット。だんだん慣れてきています。待合室の入口で『たこめし』というお弁当(\1,000)が売っていたので、時間短縮も兼ねて、このお弁当と待合室で昼食にすることにしました。
『たこめし』比較的、あっさり味でしたが、なめろうの肉団子などが入っており、手作り感があって美味しかったです。食事も早々にいすみ鉄道の終着点、大原駅に向かいます。大原駅はJR東日本外房線と連絡していることもあり、結構乗降客もいる生活駅です。せっかくなのでいすみ鉄道のお土産を買おうと駅構内のグッズ販売コーナーに行ったのですが、どれも『帯に短し、たすきに長し』といった感じなんですよねぇ。欲しいと思うものは高すぎ、値段が手頃なものはいらないかなって感じです。結局、何も買わずに久留里線の終着、上総亀山駅に向かうことになりました。いすみ鉄道さんすみません。また、桜のころに列車に乗ってきますね。
JR東日本・久留里線(上総中野~大原)
さて、大原駅も早々に引き上げ、来た道を戻りながら、本日最後のローカル線、JR東日本・久留里線の終着駅である上総亀山駅に向かいます。久留里線は内房線の主要駅である木更津駅と上総亀山駅を結ぶ14駅、32.2kmのローカル線です。終着の上総亀山駅に接続する鉄路がないので盲腸線とも呼ばれます。また千葉県のJR線では唯一の非電化路線で、気動車(キハとか言われるやつですね)が走っていることでも有名です。今でこそ、結構新しいキハE130が走っていますが、以前はかなり古い国鉄系気動車が使われていました。
この久留里線と、前述のいすみ鉄道には深い関係があります。実はこの2つの路線は繋がる予定で建設されていたのですが、未成線(予定のまま放置された路線)のまま、計画が無くなってしまった鉄路です。ちなみに木更津駅と大原駅を繋ぐので木原線となる予定だったんですね。『んっ?木原線ってなんか聞いたことがある』と思った人は、なかなか鉄成分が強い方ですね。実は、現在のいすみ鉄道の上総中野駅から大原駅が木原線。逆側の木更津駅から上総亀山駅が久留里線だったんですね。何の因果か、その後、小湊鉄道が上総中野駅まで乗り入れしたので、後から駆けつけた小湊鉄道と木原線で房総横断を果たしてしまったというわけです。結構面白いですね。
ちなみに小湊鉄道はそのまま南下して安房鴨川方面に抜ける計画があったようです。確かに小湊って鴨川の地名ですもんね。
久留里線、スタンプ最初の駅・上総亀山駅はもちろん無人駅です。ナビで検索しながら向かったのですが、最後は私道の様なところを通って到着できました。ちょっと改札を抜けてホームから逆方向をのぞき込むと終着駅らしく鉄路が切れています。駅の構内に『エキタグ』ステッカーを発見!無事スタンプをゲットし、すぐにロードスターに戻って次の久留里駅へ向かいます。時間的には既に15:00、夕方までには自宅に戻りたかったので、どんどん先に進みます。
久留里駅もメインの道路からかなり谷底に落ちていく感じのところに、これまたひっそりとある駅でしたが、駅前に若干広かったのでロードスターと1枚。ちょうどホームにはキハE130が停まっていました。もちろんスタンプも慣れた手つきでゲットし、いよいよ本日最後の木更津駅に向かいます。
しかし『乗り鉄』の僕が、突然ロードスターを買ったわけですが、まさに今回の様なイベントが両方を楽しめる方法だと感じましたね。確かに列車に乗って車窓もゆっくりと眺めたいという思いもありますが、限られた時間のなかで列車とロードスターをコラボできるなんて最高です。今後もこんな形で、できれば電車も少し乗ってロードスターを楽しみたいと思った次第です。
さすがに木更津駅はなかなかの都会です。駅前のデイリーヤマザキの駐車場にロードスターを停め(ちゃんと帰りに買い物しましたよ)木更津駅構内で『エキタグ』ステッカーを探します。実は木更津駅がこのステッカーを探すのに一番てこずりました。なにせ、広いし。みどりの窓口(だったかな?)に入ったり、構内を行ったり来たりして探すのですが、なかなか見つかりません。もう、駅員さんに聞こうと思った時に、みどりの窓口(たぶん。。)の入口の扉に『エキタグ』ステッカー発見!これで木更津駅もゲットし、本日のミッションは無事、コンプリートされました。
ということで、2回に分けてJR東日本企画の新アプリ『エキタグ』のイベントに乗って房総のローカル線を3つ巡ったのですが、天気も良くて最高のオープンドライブとなりました。このイベントは3月末までなので、残りの銚子電気鉄道も月内(なるべく天気が良い日)に行ってみたいと思っています。
今度もロードスターを使った旅行記になると思いますので、是非、また覗きにきてみて下さいね。
では、また次回お会いしましょう。
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